はっきり申し上げて、製品の売り上げは“その組織の長の器で決まります”。
例えば、課の売上が未達なのは、課長の器がその大きさ(未達で終わる小さい器)だということです。
部の売上が未達なのは、部長の器がその大きさだということです。
事業部でも同様、企業で見ても同じです。
これは、多くのコンサルタントの方々にお話を伺っても共通の認識でいらっしゃいます。
なぜそのようなことが起こるのでしょう?
様々な状況があるようですが、企業でいえば、
- 上司が将来の営業の在り方(AIを駆使する、データを集め分析する、等)を具体的に提示できず、旧態依然とした営業活動の指導しかできない
- 上司の興味関心が自分の目標の達成にしかない
- プロモーションのメッセージを教えることができても、そもそもの人間関係の構築など、営業職としての基本のスキルを教えられない
- 一般消費財のマーケティングから学んでいない、基本的に勉強していない
- 自分が買い物するときの気持ちを考えていないため、営業として顧客に相対したときメッセージの押し付けやクロージングしかできない
などがあります。
私が過去にコンサルした企業でも、営業よりも部長の方がやる気がない企業がありました。
部長が仕事に対してそのような取り組みで、いったい何を部下に指導するのでしょう?
リーダーシップのかけらもないし、部下の人生を預かる上司としてお話になりません。ありえません。
そのようなことで部下が育つわけがありません。
にもかかわらず、こういう上司ほど部下に
「なんで売れねぇんだ!」
「今月の数字、押し込んででも作って来い!」
など無責任な指示を出すのみです。
従いまして、営業の皆様には、
- 上司を反面教師とする
- 社外に学ぶべき師を持つ
ことをお勧めします。
むしろ、そうするべきです。
今数字に苦しんでいる営業の皆様は、決して皆様のせいだけではありません。
本質的に、営業の皆様の上司の責任です。
営業の皆様、あらゆるソースを使ってどんどん学びましょう。
そして、向上心にあふれた皆様がさっさと出世して、その企業・組織をどんどんリードしていきましょう。
そのことで、ようやく企業は変わるのです。
そうなることで、後から入ってくる新入社員がハッピーになるのです。
そのためには、繰り返しますが、有志みんなでとにかく学び続けていきましょう。
東京にはそのような勉強会があります。
大阪にもあります。
もし勉強会がない地域であれば、勉強会を立ち上げましょう。今ならZoomなどの無料のウェブ会議システムもあります。
何も難しいことではありません。
わからないことが何か?を知ることから、学びは始まります。
どんどん情報を収集し、わからないことを調べ、顧客に質問してみて、現場で活きる知識にしていきましょう。
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