“相手が気持ちよく手伝ってくれる話し方”をどこまでできるか?が、ビジネスマンのコミュニケーションセンスです

私はこれまで、製薬企業や医薬専門の広告代理店等含め、複数社での勤務経験があります。

それに伴い、様々な業界や職種の方々と仕事をしてまいりました。

そうすると、

  • パートナーシップがある人と、ない人
  • 協力してくれる人に気持ちよく仕事してもらえる話し方ができる人と、できない人
  • ひいては、仕事ができる人とできない人

がはっきり分かりますね。

 

仕事は本質的に、複数の人が関わる仕事ほど、周囲の力を借りなければ進みませんし、成果も挙げられません。

そのためには、

  • 協力してくれる人に、いかに気持ち良く力を貸してくれるか?

を考えたコミュニケーションの取り方が必要ですよね。

でも、これができていない方が結構多いのです。

 

私が遭遇する場面としては、仕事を依頼する側が、協力してくれる人に対して

「やれ!(俺の言った通りにしろ)」

「やってもらわないと困る!(俺が困る)」

「何でできないんだ!(使えねえな)」

等と発言(そしてカッコ内は、言葉にしなくても相手に感じさせる発言者の意図ですね)することがあります。

聞いてて私がイライラする言動です。

 

協力してくれる人が上手く仕事を進められないのは、相手のスキルとかもあるのかもしれませんが、ほとんどの場合は仕事を依頼する側の問題です。

 

協力してくれる人が上手く仕事を進められなかった場合、そこには依頼者側にも落ち度があったはずなのです。

例えば、

  1. 協力してくれる人が仕事しやすいように、要件をきちんと全て、相手に理解できるように伝えることができていなかった。
  2. 相手の要件に対する理解度を確認しなかった。
  3. 協力を依頼する人の人選を誤った。
  4. 協力してくれる人の、作業の進捗の確認を怠った。
  5. 協力してくれる人が上手く作業を進められるように、依頼者側がどのようなサポートができるかを考えなかった。考えても実行しなかった。
  6. 協力してくれる人に対して、仕事を丸投げしていた。
  7. 協力してくれる人に対して、指示しただけだった。
  8. 協力してくれる人が依頼者側のことをどう思っているか、確認していなかった。
  9. 協力してくれる人に対して指示をすることが仕事だと思っていた。
  10. 協力してくれる人は、こちらが言えばやるものと思っていた。

等が考えられるはずです。

 

これらに共通しているのは、

  • 協力してくれる人や他人に対するリスペクトが欠けている

ということです。

 

“他者に対するリスペクトが欠けている人”から指示を受けた協力者が、気持ち良く仕事を引き受けてくれるでしょうか?

嫌々、やらされ感だけで仕事を引き受けているのではないでしょうか?

 

これは、

  • 上司と部下の関係
    (「俺は上司なんだから、部下に仕事を“やらせる”のが俺の仕事だ」という認識が背景にあります)
  • 企業と広告代理店等の下請けの関係
    (「こちらは仕事を出している側なんだから、お金も払っているんだから、やって当然」という認識が背景にあります)

など、あらゆる場面で起こり得ます。

“上司と部下の関係”で言えば、誰でも新人の頃は同じような思いをしたはずなのに、です。

 

特に外部の方々とお仕事をすることがある方の場合は、相手の心象やその後のビジネスにも影響が出ますので、本当に気をつけたほうがいいですよ。

 

では、

「やれ!(俺の言った通りにしろ)」

「やってもらわないと困る!(俺が困る)」

「何でできないんだ!(使えねえな)」

は、どのように言い換えるのが良いのでしょうか?

 

例えば、

「やれ!(俺の言った通りにしろ)」 
→ 「これをお願いしたいんだけど、難しいかな?」とか・・・

「やってもらわないと困る!(俺が困る)」
→ 「今、○○という状況で、これを△△という風にしたいんだ。これをあなたの力を借りて実現したいんだ。△△という状況になったら、みんなが喜ぶと思うんだよね。」とか・・・

「何でできないんだ!(使えねえな)」
→ 「今できなくて困ってるんだよね。じゃあ僕も手伝うよ。今、何がネックになってるの? それをどうやったら解決できる? そこで僕が手伝えることは何?」とか・・・

 

他にもたくさんの話し方があると思いますが、いずれにしても協力してくれる方に寄り添う気持ちがなければ、チームとして一体感を持って仕事に取り組むことなどできません。

このマインドセットが一番最初に取り組むべきことですね。

 

製品の売り上げの責任者である組織の長のコミュニケーション力が、ここに大きく関わってくるのです。

すなわち、コミュニケーションのセンスに長けた方ならば、周囲の協力も得られやすいコミュニケーションが取れるため、結果として大きな仕事ができるということも、成果や製品の売り上げをあげるための重要な一因なのですね。

 

では、そのようなコミュニケーションはどうすれば身に付くのでしょうか?

 

私は下記のトレーニングを受けて研鑽を積みました。

コミュニケーショントレーニングネットワーク

 

ここでのトレーニングを受けてから、私は人生が大きく変わりましたね。

様々な人との出会いが増え、その方々とのご縁が続いているのも、コミュニケーションのトレーニングのおかげも理由のひとつではないかと考えています。

ここで学んだからこそ、今回の投稿である

““相手が気持ちよく手伝ってくれる話し方”をどこまでできるか?がビジネスマンのコミュニケーションセンス”

であるということが感じられるようになったんですね。

 

なお、トレーニングを受ける際は、自己責任でお願いいたしますね。

もしトレーニングの内容があなたに合わなくても、それは私があなたを知らない以上、私は責任が持てませんから。

 

あと、学んだことが上手くいかなかったからといって、それをトレーニングの主催者や紹介者に文句を言う人は、それもまた仕事ができない人ですね。

 

何事もできるようになるまでやることが、成功の秘訣でもあります。

 

話を元に戻しますが、“相手が気持ちよく手伝ってくれる話し方”をどこまでできるか?がビジネスパーソンのコミュニケーションの腕の見せ所であり、仕事を上手く進める重要なポイントでもあるんですね。

話しが上手いだけでは、ビジネスパーソンとして不十分です。

“如何に相手に気持ち良く、一緒に仕事をしてもらえるか?”を念頭において、相手が自発的に取り組みたくなる話し方ができたら、多くの仕事は上手くいくのだと思います。

 

これ、実は“経営が上手くいく重要なポイント”でもあるんです。

社員が活き活きと働いている企業は、こういう取り組みを行っていますからね。

だから“相手が気持ちよく手伝ってくれる話し方”をどこまでできるか?にこだわることに意味があるのです。

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