この世の中には、他人から支配されたり指示されることを嫌がる人もいます。
このような人ほど、上司から動かそうとされるほど逆に動かない、意地でも動かないものです。
尊敬できない上司からなら、なおさらでしょう。
一方、上司にはマネジメントを“部下に指示を出して、部下を管理すること”と思っている人もいますよね。
(こういう人こそ、部下から愛想をつかされて管理できていないことがあって、もはや悲劇だったりします)
でも、それは上司が業務の中でやらなければならない当たり前のことで、それが仕事なんです。
だって、それをしなければ、会社の業務が回らないんですから。
むしろ上司がやらなければならないのは、
- その上司が束ねるチームや組織に最大・最高の成果を上げさせることであり、そのための責任の全てを引き受けること
なんです。
このことをすっかり忘れてしまっている人がたくさん見受けられるように思うのですが、それは私が自分のパラダイムの枠で他の人を見ているということなのでしょうか…?
ちなみに、“相手を動かそうと関わらないこと”は、“営業の成功法則”の一つでもあります。
売れる営業ほど、仕事ができるビジネスマンほど、自分や目的に対して、相手が心地よく協力してくれるようにコミュニケーションが取れています。
顧客にクロージングしなくても売れてしまう営業は、このタイプですね。
顧客にとって心地よいコミュニケーションが取れるのですから、他の営業よりも気に入っていただけるのは間違いないですね。
このように、この記事は“人を動かそうとしないことの重要性”を気付かせてくれるのではないでしょうか?
ただし、1点気を付けてください。
記事の中にメラビアンの法則が出てきますが、この記事の表現は誤解を招きます。
メラビアンの法則とは、
・しょんぼりしている人が、暗い声でつまらなそうに「楽しいね」と言ったとき、その人の本当の気持ちを推し量るには言葉・声・見た目のうちどれが最も大きく影響するか?を明らかにした法則
です。
例えば、桐谷美玲が満面の笑顔で「大っ嫌い!」と言ったとき、私の事を大好きなんじゃないか?と思ってしまうようなことです。
(そうなったらとっても嬉しいです…)
この記事では、一般的に広がっている“人は見た目”という安易なメラビアンの法則に近い意味合いを感じさせる表現と感じました。
ご注意くださいね。
それ以外の部分は参考になりますから。
ただし、それでもこの記事ではコミュニケーションの深淵なる世界の入り口にしかすぎません。
私もコミュニケーションの奥深さには、全然到達できていないです…。
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