出来るようになったことは、2度とやらない

今回は、私の仕事の仕方について書いてみます。

私は転職するとき、“出来るようになったことは、2度とやらない”という考えを貫き、以前の職場と違う生業の仕事に就きました。

これは、私自身が出来ることをどんどん増やして、自分の価値を高めるためです。

この取り組みで何が起こるのかというと、

  • 自分の引き出しを増やすことで、自分が手がける仕事の数も種類も増える

ということなんですね。

そして、かなりハードワークになりますが、高品質で多くの仕事量を迅速にこなし続けると、仕事のアウトプットの質が高まり、それが評価されることで自分の価値が高まることにつながるんですね。

営業から営業として同じ業界の違う企業企業に移るというのは、“転職”というよりも“転社”という方がぴったり来るように思います。

やることが同じですから、職は変わっていないんです。会社が変わったんです。

でも、それではそのご本人の能力はさほど高まらないんですね。給料は高まるかもしれませんが。

むしろ、今まで全く考えたこともやったこともないことを取り組むということが、自身の能力開発につながるんです。

自分の脳が今まで使っていなかった部分を使い始めたりするので、自分の脳が質的な変化を起こし、能力開発に至るんですね。

でも、こういう取り組みは、必ず転職しなければ出来ないのかというと、決してそんなことはありません。

日頃当たり前のようにやっている実務の中でも、もっと業務効率を高める工夫とか、もっと売上が上がる取り組みとかが眠っていることがあるんです。

それを見つけて、改善するだけで全然違う取り組みが生まれたり、破格の成果を上げることが出来たりすることがあります。

こういう経験をたくさん重ねた方が、どんな場面でも対応することが出来るビジネスパーソンになれるんです。

そして重宝がられたり、可愛がられたりするんですね。

「あいつに任せておけば、大丈夫。」

と周囲の方々から評価されたら、周りからどんどん仕事が入ってきますし、後はポジションが上がるだけですよ。

もしいろんなことが出来るのにポジションが上がらなければ、それは違うところに別の問題があるんでしょうね。

すごく能力が高く、結果も出して、可愛がってもらえれば、上から引き上げてもらえます。

だから、能力を高めることは成功することにつながるんです。

能力を高めるためには、いくつものやり方があります。

それらの中でも手っ取り早いものの一つに、“出来るようになったことは2度とやらない”という取り組み方があるんだと思いますよ。

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