仕事柄、“言葉”や“コミュニケーション”を扱うことが多いからか、私は今回のタイトルのような点が非常に気になります。
電話口や商談の場面等々で、顧客相手の話の会話から出てくる
- ○○したいと思います
- ○○しようと思います
- ○○までに伺いたいと思います
などなどは、「するのかしないのか、はっきりしろ!」と言いたくなります。
「思」わなくてもいいんです。「やるか?やらないか?」なんです。
もちろん、断定できないことや個人的な意見を求められる場面で「○○と思います」というのは良いんです。
問題は、具体的な行動を示さなければならない場面で「○○したいと思う」という使い方なんです。
ビジネス上、「思う」だけで仕事が受発注できたり、成果を上げたり、売上を上げることができるなら、世の中誰も苦労しません。
当たり前ですが、ビジネスではきちんと活動がなされたことで、初めて成果が生まれます。
しかも、しっかり成果が出るように取り組まなければならないんです。
更に言えば、そもそも自分の仕事に対して、厳しさが足らないんじゃないですかね?
そういう意識がきちんとマインドセットされていないから「○○しようと思います」という曖昧な言い方になってるんじゃないですかね?
そういう人って、「毎月25日になれば、会社から自動的に給料が振り込まれるもの」という感覚なんじゃないですかね?
この感覚、サラリーマンならいざ知らず、ビジネスマンでは致命的です。
そういう甘さでは、ビジネスを獲得できませんし、ましてや成果を上げることは極めて困難です。
仕事を発注する側だって、自分自身の仕事に厳しく向き合って、きちんと対応してくれる方にこそビジネスパートナーになって欲しいと思いますし、そういう人と良い仕事をしたいと思うものです。
- 自分はいったい何のために仕事をしているのか?
- 自分が実現したいことは何か?
という「自分のMision & Visionを明確になるまで自分自身を探究すること」から取り組んで、自分の意図を明確にして、その上で仕事をしていけば、たいていの場合成功します。
自分に厳しく、覚悟を持って仕事に臨むから、仕事で成功できるんです。
そのためにも、日頃使っている言葉を見直すことからはじめてみることをお勧めします。
行動・思考・信念の影響を受けて言葉が変わることもありますが、言葉が変わることで行動・思考・信念が変わることもあります。
- ○○したいと思います → ○○します
- ○○しようと思います → ○○します
- ○○までに伺いたいと思います → ○○までに伺います
とはっきり断言し、自分の意図を明確にすれば、相手に安心感を与えますし、信頼されますし、自分のとるべき行動も明確になります。
こういう取り組み方の方が、自分自身も圧倒的に仕事しやすくなりますよ。
思わなくて良いんです。やってください。
コメント