社員を“社畜”として扱うような会社には、未来はない

ここ数年、感覚的な話ですが2010年くらい以降でしょうか、社員が頻繁に転職する企業が目立つようになってきました。

私が知り合い等々から聞いたり、仕事での実務のお付き合いで知る限りでは、特に外資系の企業でその傾向が強いようです。

営業であれば、即戦力として数字をあげられる人を募集する企業が増えているようです。

ですが、一方では数字があげられなければ短期間で会社から追い出されるような仕打ちを受ける人も増えているようです。

そういう方々から私への相談件数が年々増えているので、私自身が特にそのように感じています。

そういう方々から次の職場の相談を受ける際、上記のように営業を使い捨てにするような企業は絶対おすすめしません。

むしろ、「そのような企業には絶対に行くな」と、行ってはいけない企業を実名でお教えしています。

人には、自分を大切にしてくれる、自分のことを承認してくれる環境が必要です。

そういう環境が、そこに属する人たちの自発的・能動的・建設的な仕事への取り組みを生み出し、社内に活気が生まれ、各人の成長が促され、結果的にその企業全体が発展していきます。

逆に、社員を“社畜”同然に扱う企業は、もうその噂が業界全体にあっという間に広がります。

そうなったら、優秀な人材はそのような企業に行きませんから、その企業はますます先細りになっていきます。

目先の売上を追って、人をとっかえひっかえ変えるような企業は、そもそも現場の担当者と顧客の信頼関係を損なっているのですから、売上を安定して伸ばすのは、よほど卓越したonly oneの製品でもない限り極めて難しいです。

企業が、自分の売上だけに注目してしまい、顧客から愛想をつかされて落ちぶれていく様は、名著ビジョナリーカンパニー3 衰退の五段階にも明らかです。

私は今後も、次の会社を探す方のために、“社員を社畜として扱う企業は絶対にお勧めしません”。

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