前回(結果を出せない失敗する人は、結果を出せないように、失敗するように選択・行動している)に続いて、皆様と一緒にこのことをより深く探究していきましょう。
◆ 前回の続きを、もう少し詳しく…
では、もう少し詳しく見ていきましょう。
- いろんな仕事が立て込んで、結局締め切りギリギリに仕事がようやく片付いた
という場合、いくつかの重要なポイントがあります。
(ここでどれくらいの数のポイントをあげられるかで、あなたの仕事に対する取り組み方が見えてきます。読み進めるのを一旦止めて、ちょっと考えて見てください。いくつ出てきましたか?)
私が気付くのは
- なぜそもそも仕事が立て込むのか?
→ 仕事というのは基本的に、「仕事ができる人に集まるもの」なので、このコラムをお読みいただくような優秀なビジネスマンの方にはどんどん仕事が集まります。
あらかじめこの仕事の本質が掴めていれば、「この仕事は簡単に終わらせられるから、後回しにしよう」ということはしないはずです。
仕事を後回しにするということは、後からやってくるであろう重要案件のために必要な時間を食い潰すことになるからです。 - 結局締め切りギリギリになる理由が見えているか?
→ 後回しにする仕事にかかる負荷や時間の見積もりが甘く、予想以上に手間暇をかけてしまっていませんか?
もしそうだとしたら、これまでの1つ1つの作業にかかった時間や負荷から学んでいないということになります。
それともう一つ、仕事をする上で致命的な問題があります。
「間に合ったから良し」として、何も問題がなかったように終わらせてしまっていませんか?
他の方から任された仕事は、間に合うのは当たり前で、その仕事で会社や部、課、チームといった組織として結果を出さなければならないということを忘れていませんか?
もし忘れているなら、それはビジネスマンとして致命的な欠陥です。
「結果を出せないビジネスマン」だということですから。
「結果を出せないビジネスマン」が生き残っていけるほど、高給を得られるほど、高い職位が得られるほど、世の中甘くはないです。 - 2.が見えていない人には、見えていない理由があるが、それを気付いているか?
→ 「自分が任された仕事について探究しないということ」が、「仕事上起こっていることの原因が、分析できていないということ」につながります。
そういう心構えで仕事をしているということです。
だから、いつも締め切りギリギリに仕事をすませるようなことになり、しかもそれをず〜っと繰り返し続けてしまうんです。
そういう仕事の仕方で問題ないと思ってしまえば、仕事の仕方をそれ以上「改善する必要がない」と思いますからね。
といったあたりです。
◆ ですから、前回お伝えしたように…
結果を出せず、失敗している人を観察していると、そういう人は
- 「結果を出せず、失敗する行動を、ちゃんと、わざわざ選んでいる」
んですよね。
上記の例で言えば、
- 結果として自分が苦しくなるようにスケジュールを選択して組んだ
- 結果が出ないように、自ら進んで仕事の本質を学ばなかった
ということです。
しかも、これは、優先順位が低い仕事の扱いそのものを例に見てお分かりいただいたように、
- 本人は全く気づいていない、見えていない、無意識にそうしている
- でも他人からは、見る人が見れば、良く見える
んです。
だから、自覚できていない人には、にわかには信じられないんですよね。
でも、少し信じていただけましたか?
とは言っても、実はこれ、まだまだ探究不足です。
仕事の表面の部分しか、探究していません。
その人が持つ価値観の枠組みとは、実に多様で、奥深く、さまざまに形を変えて、人が結果を出すことを無意識のうちに止めてしまい、常にその人を安住の地に居続けさせようとします。
これを突破できたときに、軽やかに結果が出ちゃうんですよね。
そのような、営業職の方向けが軽やかに結果を出すための場(コミュニティー)を、現在準備しております。
準備が出来次第、改めて皆様にもお知らせいたします。
その場では、例えば今回のテーマをご覧いただいた方が思うであろう
「じゃあ、わざわざ失敗するような、結果が出ないような選択をしないようにするには?」
という疑問についても取り上げて、皆様と一緒に見てまいります。
ただ、
「早くわざわざ失敗するような、結果が出ないような選択をしない考え方を知りたい!」
という方向けに、このテーマを引き続き次回、一緒に見てまいりましょう。
コメント