今回は、「多様な見方・考え方・価値観を知ることで、どのようなことができるようになるか?」を皆様と一緒に見ていきましょう。
結論から申し上げますと、「コンサルティング」や「コーチ」が出来ます。
この2つの職種に限らず、人との関わりがある仕事ならば、多くの仕事で成功できます。
それはなぜなのでしょうか?
◆ コンサルタントやコーチは、他の人よりも高い次元から物を見る
私の現職は、コンサルタントです。
また、コンサルタント以外にも、コーチとして仕事することもありますし、このような執筆活動で連載をいただいたり、営業活動もします。
なぜ様々なことにチャレンジできているのかというと、私はおそらく、他の方々と見ている風景が少しだけ違うのかもしれません。
私は常に(私に限らず、著名で仕事ができる方々は皆同様ですが)、相手よりも高い次元でモノを見ています。
(私のコーチの師匠は、私よりも遥かに高次元からモノを見ています。見ているレベルが世界とか歴史(過去だけでなく未来も含め)とか、半端なく広い世界を見ていますよ。私自身非常に勉強になります。)
例えば、私が仕事をする時は
- 企業のコンサルタントとしてなら、クライアントの方々よりも業界を幅広く、業界制度なども踏まえて課題を見つけ、企業の組織変革やサービスを提案する
- コーチとしてなら、相手の役職よりもより高い職位の視点で、相手に新たな気付きを提供する
- 執筆活動なら、読者が気付かないポイントから医療全体、営業職全般を俯瞰して記事や書籍にする
ということを意図して仕事をしているんですね。
もちろん、これだけが正解ではありません。
もっと多様な視点も必要ですし、そのことがさらに議論を深めたり、新たな打ち手の検討に繋がることもあります。
こういうことができればコンサルタントって出来ちゃうんです。
ね、結構簡単でしょ?
ちゃんとやって、結果を出せればですけどね。
◆ 「そんなこと言ったって、どうやったらそういう視点が身につくのさ?」
そのためには、様々な学びやいろんな人との対話など、他の多様な見方・考え方・価値観に触れる場を、自ら作ることが必要です。
そういう場を作れれば、あとはその人次第でいくらでも多様な見方・考え方・価値観を知ることができます。
人との対話は、お互いの中に様々な触発を生み出します。
仕事が終わったあと、セミナーに出て勉強してみるとか、セミナーの講師に直接質問し、対話してみるとかは常套手段ですよね。
社内で、これまであまり話したことがなかった人と人事異動で同じチームになったら、その人から刺激を受けることって、あるじゃないですか。
それを自ら作り出すイメージですね。
◆ それと、もう一つ。大切なこと。
多様な見方・考え方・価値観を知り、より高次元でモノを俯瞰して見ると、私自身も新たな気付きが得られます。
特に私が意識しているのは、例えばコンサルタントとしてデータを分析している時には、
- 「このデータとこのデータ、組み合わせたら新しい視点が生まれるかも」
ということを非常に大切にしています。
これまでのコンサルティングの経験です。
例えば、1つのデータで言えることは限られていますが、2つのデータを掛け合わせると「新たな切り口や仮説」が見えてきたりするんですね。
そして、そのようなデータは、クライアントは持ち合わせていないことも多いんです。
もちろん私が掛け合わせて分析したデータは簡易的な2次データということもありますので、その仮説が正しいかの確認が必要です。
ただ、その仮説に気付かないクライアントって、非常に多いんですよね。
これは、クライアント自身が非常に多忙であるからということもあります。
もし私が新たに見つけた仮説がそのクライアントのためだけに次の打ち手として提案され、それを競合他社が知らなければ、私のクライアントが競合他社の一歩先を行くことができるかもしれません。
だからコンサルタントって、必要なんですよね。
◆ あなたに是非チャレンジしてみてもらいたいこと
このように、「多様な見方・考え方・価値観を知ること」と「高次元からモノを見ること」で、あなたのキャリアを切り開いたり、ビジネスの中で生き残ることができるようになれます。
この取り組みで、あなたも将来コンサルタントとして大活躍できるかもしれません。
もし今あなたが
- 営業職なら、営業所長の視点で(営業職が作成する見積もりは、企業の生き残るための源泉なので、ゆくゆくは社長の視点でキャッシュフローを考え、企画立案を価値へと適切に変換し、それに見合った見積もり金額に反映させ、顧客に喜んで購入いただけるように取り組んで欲しいですね)
- 営業所長なら、営業部長や社長の視点で
- 技術者なら、技術の開発の責任者の視点で
- マーケターなら、マーケティング部長の視点で
- 社長なら、連合や経団連の会長の視点で、世界を見据える視点で
いろんなことを考え、探究し、俯瞰しながら新たな価値を創造し、目の前の仕事に取り組めば、今後一層活躍の場が広がりますよ。
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