仕事で成功するためには、頑張らなくていい

仕事で成功するためには、頑張らなくていいんです。

頑張る必要は、全くありません。

むしろ、頑張らない方が結果が出たりします。

そういうもんです、仕事って。

そんなものなんです。

でも、会社勤めしていると、上司から

「もっと頑張れ!」

みたいな声をかけられることも多々ありますよね。

私も以前勤めた会社では、そういうことを平気で言う上司がいました。

熱血で、気持ちで部下をモチベートする育成の仕方の上司ですね。

人柄は良い方でしたので、人として嫌いということは私の中にはありませんでしたが、この方から頑張れと言われると

「頑張って売れるんだったら、とっくに売上目標を達成しているっつーの…」

と心の中で思っていました。

というか、今でもそう(「頑張る」とは無意味だということ)思っています。

そして、世の中には上司から「頑張れ」としか言われず、適切な育成を受けていない方々がすごく多いということにも最近知りました。

ですので今回は、この「頑張れ」の功罪について考えてみましょう。

◆ 「頑張れ」のメリットとデメリット

「頑張れ」という言葉そのものには、実はメリットはあまりないです。

むしろ、デメリットの方がはるかに大きいです。

「頑張れ」

と言われた方は、一瞬

「よし、頑張ろう!」

と思うのですが、その直後に気付くんですよね。

「じゃあ、何を、どのように頑張ろうかな?」

と。

で、その後、

「あ、その頑張り方がわからないから、今、自分は困ってるんじゃん…。」

と、途方に暮れるんです。

つまり、「頑張れ」と言われた側は、現状の困っていることやその課題を何も解決できないまま、ただ行動せざるを得ない状況に追い込まれるんです。

言われた本人は、上司からの「頑張れ」は「やれ」という命令ですから、やらざるを得ません。

でも何も効果的な前進を作ることが出来ません。

困っていることを解決できていないのですから、そうなりますよね。

そうなると本人の中には徒労感や無力感、自分の無価値の自覚、不条理、上司の理不尽さなどが溜まっていきます。

その結果、本人のメンタルにもよろしくない影響が出るんです。

一方の上司は

「頑張れ」

と言ったことで部下を激励した気になり(実際激励になっているんですけどね)、上司としての役割を果たした気になりやすいです。

でも、前述の通り部下が具体的に次に何をしたらいいのかが分からないのですから、結局部下の育成も前進も作り出せずに終わっちゃうんですね。

ですから、「頑張れ」という言葉は、実は極めて機能しない言葉なんです。

結果を作り出せない言葉なんです。

相手を滅ぼす言葉なんです。

これほど危険な言葉は、なかなかありませんよ。

本当に注意してくださいね。

◆ 「頑張らないで、結果を出せるのか?」という方へ

はい。結果を出せます。余裕ですって、そんなの。

「頑張らないで結果が出せるのか?」

と言う方は、

「頑張れば結果が出せる。頑張りが足らないから結果が出ないんだ。」

と思っているのかもしれませんが、その前提が間違っているんです。

もちろん、ビジネスの世界ではプロセスも大切ですし、結果を出すことも大切です。

こんなの、当たり前のことです。

ここ、さらっと書きましたけど、すっごく重要だということに気づきましたか?

(ちょっとここで考えてくださいね。

何も考えずに読み進める人は、「頑張れ」という言葉に毒されているのかも…。)

◆ ビジネスで結果を出すために本当に必要なこととは?

ビジネスでは「頑張る」ことが大切なのではなく、

  • 結果を出すためにきちんとしたプロセスを踏まえ、やるべきことをきちんとやること

が必要なんです。

これなしには、結果を出すのは難しいんです(運が良かったらもっと楽に結果を出せますけどね)。

  • 結果を出すためにきちんとしたプロセスを踏まえ、やるべきことをきちんとやること

のどこに「頑張る」って書いてますか?

書いてませんよね。

仕事というのは、結果を出すためにやることなので、気合い入れようが、大声を出そうが、血圧を上げながら興奮しながら仕事しようが、結果が伴わなければ意味がないんです。

部下が結果を出せない状況なら、そんな状況に追い込んだ上司、その状況を解決できるような指導育成を部下にできなかった上司が悪いんです。

上司がそんなこと(部下の課題解決をサポートできない)なら、その上司がまとめるチームの結果は、推して知るべしですよね。

仕事で成功したいなら、結果を出したいなら、「頑張る」のではなくて、

  • 正しく考え、正しいプロセスで、正しく気楽にさっさと取り組む
  • 上手くいかなかったら、その理由を考え、修正し、もしくは全く違う手を打ってみる

ということを超高速で取り組むことが必要なんです。

頑張らなくて良いんです。

ビジネスの世界では、いつまでも悩んでいるのもNG。

→ 事態が変化していないから。

ダメなこと、無駄なことをいつまでも繰り返すのもNG。

→ 時間や労力、コストなどを無駄にするだけだから。

悲壮感を漂わせ、必死にやるのもNG。

→ お客様がドン引きするだけだから。

繰り返しますが、仕事で成功するには、結果を出すには、

  • 上手くいくかも!
  • 上手くいかなくてもOK!なぜなら仕事で上手くいかない方法が分かったということは、今後やらなくて良いことが一つ減ったということだから!

くらいの軽いノリで、いろんなことを一気にやっちゃった方が、ビジネスマンとして一気に成長できますよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました