ビジネスの場面、会社の中での会話、様々な場面で
「普通さぁ…」
とか、
「常識的に考えたら…」
などの言葉が、飛び交うことがあるのではないでしょうか?
日常の中で“普通”や“常識的”などの言葉は、使いやすい言葉ですよね。
もちろん、コンプライアンスを遵守する、犯罪を犯さないなど、法を犯さないという意味合いで”普通”や”常識”を使うのは全く問題ありません。
ですが、業務上の指導や面談などの場面で”普通”や”常識的に”などといった言葉を使う人を私は信用しません。
なぜなら、“普通”にしても“常識的”にしても、その言葉を使っている人の価値観の枠組み(パラダイム)の中でしか通用しない言葉だからです。
だいたい、“普通”とか“常識”とかは、その人が思う“普通”とか“常識”であって、本当に社会一般的な“普通”や“常識”かどうかは別問題だったりします。
日常生活やビジネスの中では、様々なシチュエーションがあります。
それらのシチュエーションは、生き物のように常に変化し、相手の思惑も加わることで、こちらでは思いもつかないようなことを引き起こすこともあります。
にもかかわらず、平気で“普通”や“常識”などの言葉を使うのは、話している相手を尊重していませんし、自分の価値観を相手に押し付けているだけです。
このようなコミュニケーションの取り方で、相手と信頼関係など築けるはずがありません。
その相手の方が信頼に足る人物かどうかは、このような言葉使い一つでわかってしまうものなのですね。
コメント